【日本の伝統工芸品】寄木細工

伝統工芸品

寄木細工とは?

寄木細工は種類の違う木を組み合わせ、木の色の違いから様々な模様を生み出す、木工工芸です。

(寄木細工と似たものとして、木象嵌というものもあります。

木象嵌は技法的には全く異なるものですが、消費者の側からすると見た目が似ていてあまり違いがわからないというのが正直なところ。

この寄木細工、天然の木の色を生かして作っているので、塗料で描いた模様とは全然ちがう風合いが楽しめます。

寄木細工というと、”麻の葉”などの伝統的な模様を思い浮かべる方も多いと思うのですが、最近は若い作家さんもいて、伝統的な作り方で新しいデザインの製品も登場しています。

寄木細工は天然の木独特の、ぬくもりや温かさが感じられるので、インテリアで飾っても実用品として使ってもとても素敵ですよ(*^_^*)

寄木細工の種類。無垢とズクって?

寄木細工は色々な種類の木材を集めて貼り付け、寄木ブロックをまずつくります。

そのブロックをカンナで薄く紙状に削ったものがズク
小箱などに貼り付けて装飾します。

無垢は紙状に削らず、寄木ブロックをそのまま形を加工して製作する手法です。

なので、無垢の寄木細工は内部もずっと模様が続いている、とても贅沢な品です。
また、曲面の微妙な変化によって模様が大きく変わるので、全く同じ物が作れないという特徴があります。

現代でも違和感なく使える寄木細工はプレゼントにもぴったりです(*^_^*)

伝統工芸というと、なにやら古くさく感じてしまう人もいるかと思うのですが、

最近は、現在の生活様式に溶け込めるような新しいデザインの製品も増えています。

木のぬくもりあふれる寄木細工は食卓やお部屋にあると、ホッコリした雰囲気を醸し出してくれること間違いなし!

個人的には、ズクの製品よりも、お値段は張りますが、無垢の寄木細工がオススメです。

曲線によって変化する模様が素敵ですし、曲線によって変化する形や木のあたたかさが、どこか北欧雑貨を彷彿とさせるものが多いです。

寄木細工で有名なのは?

寄木細工というと、やはり箱根が有名!

箱根の寄木細工というと、お正月の箱根駅伝のトロフィーがこの箱根寄木細工でつくられています。

箱根は温泉地としても有名な観光地ですので、旅行したさいにはお土産に寄木細工を購入するのもいいですね!

※写真をクリックすると販売ページへいけます。