STEAM教育でアートが見直されて嬉しい件

学校の話

 

 

こんにちは!

きのこです!

 

皆さんSTEAM教育ってご存じですか?

 

今回はSTEAM教育でアートが見直されている件について書いていきます。

 

 

STEAM教育とは?

 

元々はSTEM教育だったのですが、+Art(芸術)がついてSTEAM教育となったものです。

 

STEM教育とは、

 

S→Science(科学)

T→Technology(技術)

E→Engineering(工学)

M→Mathematics(数学)

 

これらそれぞれの頭文字をとったもので、科学技術向上、ハイテク職種などの人材育成のため、力を入れるべき教育分野としてアメリカで言われるようになった教育政策です。

 

 

 

これからのハイテク時代を生きるために、特に必要になってくる分野に力を入れて教育していこう!

科学技術を使いこなせる人間を育てよう!

という、国家戦略的な考えから重視されているものですが、このSTEM教育にArt(芸術)が加わり、最近はSTEAM教育の必要性が叫ばれています。

 

 

なぜArt(芸術)が加わったのか

STEMの分野は何を勉強するかわかりやすいですよね。

科学技術(理数能力)に関連する知識を順番に学んでいくイメージがつかめます。

 

アートは、AIには出来ないクリエイティブな能力や発想や想像、感情に訴える力として重要になってくると考えられるようになってきました。

 

アートとテクノロジーの融合がこれから特に必要になってくるという考えですね!

 

おお!

 

いままで教育界で少しないがしろにされがちだったアートが重要な教育分野として名があがるなんて嬉しい限り><

 

 

 

STEAM教育でのアートを考える

 

 

ひとことでアートを学ぶといっても、色々な分野がありますが、

STEAM教育でのアートはクリエイティブな能力を重視している印象です。

これは、発想を形に表現する能力や想像力などを鍛え、

自由に創造や表現をする能力を身につけることが大切ということ。

 

これからはAIの時代と言われているので、AIが苦手な分野こそより重要になってくるのかもしれません。

 

一見ばらばらな概念を組み合わせて、何か新しい構想や概念を生み出す創造力がこれからは特に必要になってきます。

この能力を成長させるためにアートは有効であると認識されるようになってきたということですね!

 

 

 

日本でも取り入れ始めたSTEAM教育

STEAM教育は日本でも少しずつ取り入れ始めています。

2020年から学校でプログラミングが必修になるなど、数学学習、科学学習に力を入れていく取り組みが行われ始めました。

 

以前のSTEAM教育では各教科をバラバラに学ぶだけの物も多かったのですが、最近では教科の枠にとらわれない学びが重視されてきています。

 

分野にとらわれない大きな視点で解決すべき問題を見て、さまざまな知恵を使って解決を試みることが大切だと考えられているからです。

 

 

 

 

授業における科学技術と美術の融合

 

 

美術では以前からSTEAM教育を意識した部分がありました。

 

実は、学習指導要領では美術分野でカメラやPCなどを使った制作にも触れられてはいるのです。

 

イ 美術の表現の可能性を広げるために,写真・ビデオ・コンピュータ等の映像メディアの積極的な活用を図るようにすること。

( 出典:中学校学習指導要領,第2章 各教科 第6節 美術)

 

ここです。

しかしながら、各学校にそれを実現できるだけの設備が無いのが実情です。

設備がないので、授業で使えないんですよ。

学校の予算が限られている中で、授業数も少ない教科のさらにその中の1つ課題のために豊富な予算はつけられませんよね・・・・。

 

その他にも、たとえば、授業でアニメーションを作るとなったときに使用するソフトを教員が教えられるかどうかという問題もあります。

アニメーションが作れたとしても、学校に導入されているソフトを自分が使えるとは限りません・・・><

 

 

美術に限らず、こういった問題をこれからどう乗り越えていくか考えなければいけませんね。