色覚異常の方への配慮はこの1つだけ

色彩異常の方への配慮はこの一つ 学校の話

色覚異常とは?

色覚異常とは・・・

一部の色味が感じられなかったり、感じにくかったりする障害です。
すべての色が感じられない場合は色盲と呼ばれたりします。
また、すべての色味を感じられても色の判別がつきにくいという人も存在します。

色の見え方というのは意外と個人差が大きいものなので、色覚異常にはいらなくても、人によって見え方は違うものです。

身近な存在

以前の記事(20人に1人はいる色覚異常の子ども。本人も気づいていない事がある。)にも書きましたが、色覚異常というのはクラスに1~2人は存在する、身近な障害です。

身近なだけに、普段から配慮したいところです。
では、どうやって配慮するのが良いのか

色覚異常といっても色々な種類がありますし、正確な知識を持った上で配慮を行うというのは、負担が非常に大きいのでオススメできません。

もちろん、バリアフリーデザインを行うような業務を行っているのであれば、当たり前のように知識を持っていなくてはいけませんが、そうでもないかぎり、無理に勉強しなくても良いと思っています。

もちろん、配慮は行うべきです。

色覚異常の方は学校だとクラスに1人、2人はいる、身近な障害でありますし、年齢を重ねていくと目の老化から白と黄色などが見分けがわかりにくくなってきたりもするからです。

ただ、無理なく気軽に出来る程度の配慮にしておいた方が良いと思うのです。


オススメの配慮方法

あまりごちゃごちゃ考えずに、白黒コピーしたときに問題無く、見やすい状態で作られているかうか

この1点だけを気をつけておけば、まずOKという気持ちでよいとおもいます。

配色とか気にし出すと大変ですが、白黒に直したときにどう見えるか考えるのはシンプルなので覚えやすいですよね。

黒板などを使用する場合は、色をたくさん使いたい方は使ってよいと思いますが、チョークの色は見分けにくいので、色の判別がつかなかったとしても理解できる工夫(アンダーラインの形状の違いなど)があるとよいですね。

あまりごちゃごちゃ考えなければいけないとなると、負担が大きくなってしまい、配慮する側の疲弊をまねいてしまいます。

気軽な気持ちで、あまり詳しい知識がなくても出来るというのが、こういったことを特別なことでは無く、当たり前の日常にするためには大切なのです。

そして、美術講師として思うのは、必ずしも配慮を行わないといけない・・・ということでもないと考えています。
もちろん、上記でも書いていますが、配慮って大切です。でも、表現という点から考えると、表現の幅は出来るだけ広い方がよいとも思っています。
私は
ある程度強制的に見なけれいけないもの・・・配慮必要
見るか見ないかが本人の自由意志・・・・・・配慮するかは任意

と、考えています。

カラーユニバーサルデザインについて詳しく勉強して学びたいというかたは、下のような本もあるので読んでみてください。





まとめ

●色覚異常の人は身近にいるよ!

●配慮は気軽に無理なくできることを行うのが◎!無理すると続きません!