江戸切子とは?
江戸切子は東京都の伝統工芸品です。
「江戸切子」と呼ぶためには厳しい条件があり同じ技法でつくったからと簡単に呼ぶことが出来ません。
- ガラスである
- 手作業
- 主に回転道具を使用する
- 指定された区域(※江東区を中心とした関東一円)で生産されている
そして、江戸切子協同組合の登録商標なので、こちらの組合の審査を経て加入しないと、使えない名称です。
ちなみに、切り子は江戸切子の他にも、薩摩切子などもあります(*^_^*)
意外なところにも採用されている切子の作品
江戸切子は実用、プレゼントどちらでも人気ですが、私にはコップなどになっているイメージがありました。
しかーし、東京のスカイツリーのエレベータ内の装飾に江戸切子が採用されているってご存じでしたか?
スカイツリーのエレベーターは春夏秋冬をテーマーにしたものがあり、その中の夏のテーマのエレベーターに江戸切子が使われています。
夏の花火が切子で表現されています。
このスカイツリーのエレベーターは、どのエレベーターに案内されるか解らないので、行けば必ず見れるという物ではありませんが、夏のエレベーター乗った際には江戸切子の涼しげな花火をお楽しみください^^
江戸切子の制作の流れ・どうやって作られているのか
簡単にいうと、ガラス製品の表面をダイヤモンドホイールという円盤がくるくる回って物を切る道具に当てて削っていき模様を付けます。
そして、磨いて完成。
というのが超簡単な流れなのですが、実際はもっと細かく作業工程が分かれていて、職人さんが一つ一つの作業を丁寧に行っています。
昔は透明なクリスタルガラスで作られる物が多かったようですが、現在では色かぶせと言われる透明なガラスの上に色ガラスをかぶせて作られた物が切子!というイメージが強くなっていますね。
切子といえば、やっぱり切子グラス!
切子の製品って、花瓶やお皿、置物と色々なものがありますが、やっぱり切子で思い浮かべるのはグラス系です!
切子の酒器は見ているだけで涼しげで、夏に日本酒やビールを入れて飲むと美味しく感じられること間違いなし!
個人的なオススメは
このタイプの小さな切子のグラスです。
小さいので日本酒を入れてもいいですし、ビールをちょこちょこついでもOK!
ワインなどを入れてもいいですよね!
ただ、ワインは白やロゼは問題ないのですが、赤ワインを入れてしまうと、デザインによってはグラスの美しさが生かせないということもあるのでご注意を!
せっかく素敵なグラスでお酒を飲むのなら、中身を注いでも素敵に見せたいですよね(*^_^*)
切子のお手入れ
ガラスなので、銀食器のように特別なお手入れが必要というわけではありません。
基本は丁寧に扱えばOK!
食洗機にいれてガシガシ洗ったり、固いものでこする等しなければ大丈夫です。
丁寧に優しく扱ってあげましょう!
工房見学・製作体験など
場所によっては、切子を実際に作っている工房を見学できたり、製作の体験を行える場所もあります。
切子体験が出来る工房のリンクはこちら!
工房見学や切子体験は要予約という場所が多いので、かならず確認してくださいね!
プロの職人さんが作るグラスのように複雑で整った模様は彫れないかもしれませんが、思い出が素敵な作品として残るのは素敵です(*^_^*)
通販で購入出来る切子
お店で現物をみて、実際の良さを確認して購入するのが一番だとは思うのですが、近くに取り扱っているお店があるとは限りませんし、取り扱いしていても種類が少ないこともありますよね。
最近ではネットで色々なものが購入出来るで、ネットでの購入もお勧めです。
こちらではネットで購入出来る素敵な切子製品を何点かご紹介します(*^_^*)
小さなビールグラス
伝統工芸士による木箱入りの美しいペアグラス。
プレゼントにも喜ばれます^^
ワイングラス
切子の素敵なワイングラス。
特別な日に使うと素敵です(*^_^*)